潮田神社(萩原伴雄宮司)=潮田町=が、鎮座100年を記念して製作していた飾り獅子がこのほど完成し、10月25日、氏子町会に披露された。コロナ禍でお披露目のみとなったが、「まちの誇りが出来た」と喜びの声が上がっている。
潮田神社は、潮田地区周辺の氏子34町会の総鎮守。大正時代に入り、耕地整理・区画整理などを背景に、東潮田村にあった杉山社と西潮田村の御嶽社を合併し、同9年(1920)、潮田神社と改称。潮田地区の中心地点である現在地に鎮座した。
荘厳、木彫りの2体
飾り獅子は、狛犬と同様に、邪気を払い神様を守るもの。潮田神社では、先代宮司や氏子らの間で15年ほど前から話が出ていたという。2006年に完成した現在の宮神輿と合わせて製作を考えたが叶わず、今年の鎮座100年を記念して作られた。
製作は宮神輿と同じく、東京浅草の(株)宮本卯之助商店が担当。潮田をイメージしたという雄、雌2体の木彫りの飾り獅子は、全体に金箔があしらわれ、荘厳な造りになっている。
当初は担ぎ、盛大に完成披露を行う予定だったが、コロナ禍で縮小。トラックの荷台に乗せ、氏子町会を巡り披露した。
氏子らは「立派なものが出来た。まちの新たな誇り」と喜んだ。
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