下野谷小学校を拠点に活動する少年少女サッカーチーム「下野谷レッグスFC」(今関弘明代表=人物風土記で紹介)が、長年保管してきた卒団生のユニフォーム75組をネパールに寄贈する。「OB・OGが残してくれたもの。別の形で役立てば嬉しい」とチーム関係者は話す。
下野谷谷レッグスは、1985年に設立された区内でも老舗のサッカーチーム。地元のボランティアスタッフや保護者を中心に、スポーツの楽しさや健康増進などを目的として運営され、現在、周辺の小学生約50人が在籍している。
規定変更など影響
同チームでは「少しでもサッカーを始めるハードルを下げたい」と、高価なユニフォームを卒団生から寄付という形で集めていた。
寄付されたユニフォームは保存状態はいいものの、一方でメーカーの型番変更や背番号の重複などを理由に、試合で使用するには不十分になることもあった。
さらに、所属するサッカー連盟の規定変更や改定の影響で大会参加の条件を満たさないユニフォームも出てきたため、長期保管を余儀なくされていたという。
長いものでは、10年ほど保管していたものもあったとし、今回、チームで協議し寄付を決定。「廃棄も考えたが、善意で頂いたもの。無下に扱えなかった」とスタッフらは口をそろえる。
NPO独自に手配
寄付にあたっては、独自に調査を行い、サッカーを通じた寄付活動を行っているNPO法人REALE WORLD(レアーレワールド)に相談。同団体は、ホームページで現地の子どもたちが使用している写真などもアップしており、「どこに行くか不明なところより、使われているのがわかる方がいい」と依頼した。
一着200円という輸送費などはチームが負担。コロナ禍で現地の受け入れがストップしてしているというが、準備が出来次第、送られる予定だ。「善意を善意の形で届けられてよかった」と今関代表。現在、チームではユニフォームの寄付を集めている。相談は左記二次元コードより下野谷レッグス・市村さんまで。
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