都会の鶴見にも、新鮮な地元野菜を作る農家がある。
駒岡には、磯ヶ谷義太郎さんが耕作する5千平米の畑「八千代田ファーム」がある。4月に就農した息子の健太郎さん(32)がDIYをして自宅=駒岡3の28の27=前に直売所も制作した。新鮮な野菜が安価で手に入ると地元民にはひそかに人気の場所だ。
試行錯誤続ける
健太郎さんは、留学を経て外資系コンサルで働くバリバリのサラリーマンだった。4年前に、ふと「農業をやりたい」と思い、学校へ。研修先で聞いた若い農家の「ビジネスとして売れるものを作っていかないと」という言葉に刺激を受けた。
就農してからは義太郎さんと相談しながら耕運機などを新しく購入。販売先も価格が変動しやすい市場だけでなく、JAの直売所に広げるなど、試行錯誤を続ける。
「自分の性分にあっていて楽しい。売り上げは追いつつも、良いものを作っていきたい」と健太郎さん。義太郎さんは「盛んな場所ではないから自分の後はいないかと思っていたが、嬉しいね。近隣の農家でも跡継ぎが始めたと話を聞くよ」と微笑む。
直売所では夏野菜は終わりだが、9月にへちま、10月にさつま芋と柿などを販売する予定。
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