鶴見区 トップニュース教育
公開日:2022.08.11
下末吉小学校
児童が「下小音頭」を制作
地域と繋がり復活目指し
市立下末吉小学校(江口和良校長)の5年生児童が、同校創立70周年記念事業の一環として「下小音頭」を制作した。コロナ禍で減った地域との繋がりを取り戻したいとの思いも込められ、7月22日に行われた下末吉地区の納涼盆踊り大会で初披露。祭りに参加した住民たちから大きな拍手が送られた。
今年11月に70周年式典を行う同校では、「プロジェクト70」と銘打ち、「未来に繋ごう 下小のバトン! 」のスローガンのもと、5・6年生を中心に周年を盛り上げる企画を進めている。
今回の取組みは、お祭りや餅つき大会など、もともと地域と関わりが深かった児童たちが、コロナ禍で少なくなった地域との繋がりを取り戻し、下級生にもその"バトン"を繋げようと考えたのがきっかけ。そこで、選んだのが大好きな盆踊り。祭りを知らない下級生にもその楽しさを伝え、まちも盛り上げられるようにと考え、5年生が「下小音頭」の制作、6年生はゲームブースを出店することを決めた。
音頭の制作に取り掛かったのは今年4月に入ってから。急ピッチで準備を進める中で、歌詞や振り付けも5年生児童が考えた。歌詞には、各学年1クラスの同校のアットホームさを楽しむ内容や、元気で自然豊かな学校の良さなどが盛り込まれている。
そして、迎えた納涼盆踊り大会。3年ぶりの開催となった会場は子どもから大人まで多くの地域住民でにぎわい、5年生が音頭を初披露。楽しそうに踊る姿に大きな拍手が沸いた。同大会を主催する法人下末吉連合会の土田和男会長は「子どもたちが地域のために音頭を作ってくれたのがありがたい。地域みんなで大切にしていきたい」と感謝を語った。5年生の野口海凪さんと三宅珠生さんは「みんなが喜んでくれて嬉しかった。『下小音頭』がまちのみんなを元気にする音頭になれば」と笑顔で語った。
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