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鶴見区 教育

公開日:2022.12.01

平安小5年1組
3000枚の服を難民へ
児童が呼びかけ地域と協力

  • 集めた服を体育館に広げた児童たち

 市立平安小学校(中村浩子校長)5年1組の児童が11月17日、地域や校内から集めた子ども服の仕分けを行った。

 同企画はユニクロなどを展開する(株)ファーストリテイリングがUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と共に行う「届けよう、服のチカラ」プロジェクトに同校が協力したもの。

 児童たちが主体となって今年5月から活動を始め、校内だけでなく地域からも着なくなった子ども服を募集。まちの掲示板にポスターを貼るために児童たちが自治会長に直接頼んだり、近隣幼稚園などにも回収ボックスの設置やポスターの貼り出しを依頼。鶴見平和幼稚園や東漸保育園、YMCAつるみ保育園が回収ボックスを設置、鶴見さくら幼稚舎もポスターの設置に協力した。

 同プロジェクトでは服を集めるだけでなく、同社社員による出張授業も行われ、児童たちは子ども服を集める意義や難民問題についても学んだ。

 集まった服は約3000枚にのぼり、この日は体育館で夏服と冬服に仕分けた。児童からは「体育館に服を広げた時、この量を地域の人や学校のみんなが協力してくれて、この1年間で集めたんだと実感した」と喜びの声が聞かれた。担任の為國たまみ教諭は「子どもたちが自ら行動して集まったものを、形として見られて嬉しかった」と一緒に喜んだ。

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