鶴見区 意見広告
公開日:2023.01.05
県政報告ひでしの「実績で勝負」77
共生社会実現に向けメタバース活用を具現化
公明党 鈴木 ひでし
皆さまにおかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
令和3年6月の県議会定例会で提言した、共生社会の実現に向けた「メタバース」の活用について、県で研究会が発足し、具体化に動き出しましたのでご報告します。
メタバースの可能性
「メタバース」は、昨今ニュースやTV番組で頻繁に取り上げられ注目を集めていますが、インターネット上のゲームの世界など、現実と異なる空間に存在する3次元の仮想空間です。「アバター」と呼ばれる自分自身の分身を表すキャラクターをコンピューター上に創り、この仮想空間内で他のアバターとコミュニケーションをとることができます。
例えば、自分の好みに合わせて美少女や羽ばたく鳥や強靭なロボットにもなれるなど、メタバース上では現実と異なるもう一人の自分になって特別な体験ができます。
生きづらさを抱える方への支援への活用を提言
私自身も以前、VRゴーグルを被り、アバターとなって、まるで宇宙のようなメタバース空間を体験し、その魅力を実感しました。この経験からメタバースは、現実の世界で、障がいや人とのコミュニケーションに困難を感じている等により“生きづらさ”を抱えている方にとって、なりたい自分の姿で社会とつながる有力なツールとなる可能性があると考え、早速、行政も新たなテクノロジーであるメタバースを施策に活用すべきと提案しました。
これに対して知事は、研究会を立ち上げると答弁。新たなテクノロジーを活用した取組を積極的に行うと述べました。
「ともいきメタバース研究会」の開催
昨年末12月23日に県は「第1回ともいきメタバース研究会〜メタバースは生きづらさを改善できるのか?〜」をオンラインで開催し、私も傍聴しました。
外出が困難な障がいのある方や引きこもりを経験されたことのある方のほか、学識経験者、弁護士、ゲーム業界に精通した方に県職員が加わり、心身の制約など実際の困りごとに対してメタバースの活用がどのような効果をもたらしうるのか等、それぞれの立場から期待や提案、課題などが話し合われました。
今後も検討は続きますが、私は「ようやく誰もが社会に参加できる仕組みの第一歩を踏み出すことができた」という思いと、この研究会をきっかけに生きづらさを抱える方々に喜んでもらえる新たなアイデアが生まれることを期待しています。
非常に速いスピードで進化を続けるテクノロジーの世界に対し、私は、行政も取り残されることのないように注視し、社会課題の解決に向けた活用を適時に見極め、判断していくべきと考えております。
私自身も政治家として、未来を見据えた施策を研究、提案していくことが重要です。今後も積極的に最先端の技術に触れ、学習を重ねながら「ともに生きる社会かながわ」の実現のためにも、引き続き働きかけてまいります。
鈴木秀志
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横浜市鶴見区豊岡町14-27
TEL:045-580-2830
FAX:045-580-2831
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