県政報告ひでしの「実績で勝負」79 SDGsで社会的解決課題に取り組む企業の見える化を実現 公明党 鈴木 ひでし
この度の選挙で改めて県議会議員として4年間の負託をいただきました。引き続き「小さな声に寄り添う政治」の実践に尽くしてまいります。
さて、神奈川県では、県内で社会的課題解決にビジネスとして取り組む、つまりSDGsに取り組む企業を「見える化」する新たな制度を開始しました。これは、私が県に提言したアイデアから生まれたものですので、ご報告いたします。
社会的課題解決に取り組む企業を後押し
県は、SDGsの推進に向けて、関係機関と連携しながら普及啓発に取り組んでおり、その結果、令和4年度の県民ニーズ調査では、SDGsの認知度が80%を超えるなど、関心が非常に高まっています。
しかし認知度が上がった一方で、多くの企業にとって「SDGsは聞いたことはあるが、何から取り組めばいいかわからない」、「どんな取組みがSDGsなのかわからない」といった声もあります。また、コロナ禍で社会的課題が一層複雑化・深刻化する中、地域の重要な「担い手」である企業の皆様は、SDGsに繋がる課題解決と利益の追求を両立させた取組みを進めておられます。
そこで私は、令和3年第2回定例会の代表質問において、より多くの企業がSDGsを実践できるよう、社会的課題の解決に取り組んでいる企業や団体の皆様を広くアピールするなど、県が支援をすべきと提言しました。これを受け県は、県内企業によるSDGsの取組みを“見える化”する新たな制度《かながわみんなのSDGs》を始めました。
かながわ みんなのSDGsとは
かながわみんなのSDGsとは、かながわSDGsパートナーとして登録した企業・団体から、様々な社会的課題の解決の取組みや、取組みのきっかけとなるヒントを募集し、県ホームページ等を通じて広く発信するものです。
既に36の企業・団体から、例えば、食品メーカーから出る廃棄食材や規格外野菜等をお弁当に利用することで、生活にお困りの方に安価に提供する仕組みを作ったり、ショッピングモールでITを使ってごみを見える化し減量を促したり、また、従業員の健康増進を兼ねて周辺道路をウォーキングしながらごみを拾うなど、60の応募がありました。
このうち、特に参考となる取組みについて「みんなのSDGs賞」として表彰しました。
みんなのSDGsに応募した企業からは「自社の取組みが他の企業のヒントになれば嬉しい」、「SDGsの取組みが県内に広がり課題解決の機運が高まってほしい」といった声をいただいていると伺っています。
みんなのSDGsが、取組みを模索する企業のヒントになったり、社会課題解決に挑む企業にスポットライトがあたる場になることで、多くの企業の後押しにつながることを期待します。
今後の連携
県は今後も、こうしたSDGsに向けた取組みを加速するとともに、かながわSDGsパートナーによる連携を強化することで、社会的課題の解決に向けて、企業の取組みを後押していくこととしています。
こうした地域の取組みに光をあて、さらに広げることが重要ですので、提言した一人として、今後も県のSDGsの取組をしっかり見守っていきます。そして、6期目も皆さまの声を形に、実績として残せるようまい進してまいります。
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