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鶴見区 意見広告

公開日:2023.06.15

県政報告ひでしの「実績で勝負」81
災害に強いまちを目指し県の訓練施設強化を実現
公明党 鈴木 ひでし

  • ガレキ救助訓練エリアのイメージ

  • 重機を活用した救出訓練も

 3年ぶりに行動制限のないゴールデンウィークでしたが、石川県では震度6強の地震に襲われ、連休明けには、千葉県を中心に切迫性が懸念される首都直下地震を彷彿させる地震が発生しました。私たちの暮らしが、いつ起きるかわからない大地震など災害と常に隣り合わせだということを再認識させられました。

 地震に限らず、近年、毎年のように各地で大規模な自然災害が発生しています。神奈川県でも、令和元年の台風19号では相模原市で大規模な土砂災害で8名の人命が失われる、痛恨の極みともいえる事態が発生しました。いつ起きてもおかしくない災害への対応が今後ますます重要で、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」が目指す災害に強いまちにもつながります。

 こうした状況を背景に、神奈川県は今年度、厚木市内にある消防学校に整備した災害救助訓練施設「かながわ版ディザスターシティ」を拡充整備する2億円余の予算を計上しました。

 この「かながわ版ディザスターシティ」は、平成28年6月の第2回定例会で私が創設を提言したことをきっかけに整備が始まり、平成30年11月から運用を開始したものです。倒壊家屋をはじめ、土砂や水で埋まった建物、水没車両などを再現でき、全国でも最大規模を誇る施設で各消防本部等に活用されています。

 私は施設の整備・運用後も県当局に対し、施設や訓練のさらなる充実など様々な提言をしてきました。そうした提言等も踏まえ、今年度、県は訓練施設の拡充整備を行うこととしています。

より多様で実践的な訓練が可能に

 1点目は「ガレキ救助訓練エリア」整備です。震災等によるビル等の倒壊を想定したガレキを多数配置したエリアを整備し、ファイバースコープなど高度な資機材を活用した探索・救助活動の訓練が可能となります。

 2点目は、都市における救助を想定した訓練ができる「街区訓練エリア」の整備。コンクリート舗装や住宅型ユニット、電柱などを組合せて実際の街区を模したエリアを整備し、そこに土砂を堆積させることで、住宅密集地の狭隘な土砂災害現場を再現します。

 3点目に土砂災害訓練エリアに油圧ショベルを導入。近年、災害現場で主流となる重機を活用した救出救助技術の練度の向上を図ります。これらの整備が完了すれば、より多様で実践的な訓練が可能となり、各消防本部等の災害対応能力の一層の向上が期待できます。

 私は、県内各消防本部からの応援部隊を一元的に運用する「かながわ消防」(県消防広域運用調整本部)の導入でも提言を行い、実現に結び付けましたが、「かながわ版ディザスターシティ」の拡充は「かながわ消防」の充実強化にも繋がります。この生みの親を自負する私としては、拡充整備された施設が幅広く活用され、「かながわ消防」の充実強化や地域防災力向上に繋がるよう着実に進めてまいります。

鈴木秀志

横浜市鶴見区豊岡町14-27

TEL:045-580-2830
FAX:045-580-2831

http://www.hideshi-suzuki.com/index.html

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