鶴見区 人物風土記
公開日:2023.10.12
今年度の横浜文化賞を受賞した琉球箏曲家の
名嘉 ヨシ子さん
市場上町在住 76歳
箏の音で横浜と沖縄つなぐ
○…琉球箏曲家として横浜と沖縄を中心に活動して半世紀。市の最高顕彰「横浜文化賞」の受賞については「嬉しい反面、重責も感じる。今後も精進していきたい」と柔らかな笑顔で語る。
○…那覇市生まれ。毎朝ラジオから流れてくる箏の音色に惹かれ、8歳から琉球箏曲を始める。その魅力について、「琉球の音楽は三線を弾きながら歌うのが主体で、箏は伴奏の立場。でも、だからこそ、そのゆったりとした癒しの音色が好きです」と優しく語る。
○…結婚を機に、沖縄本土復帰の翌年、1973年に鶴見に移住。当初は沖縄との生活の違いに戸惑うこともあったが、仲通などの沖縄タウンを訪れた時に箏の音色が聞こえてきた。「まさか横浜で故郷の箏の音を聞けるとは。大好きな箏をここでもできる」と喜び、伝統芸能を守る人たちの存在を知り、川崎沖縄芸能研究会に入会した。
○…そして鶴見でも箏の教室を主宰し、演奏活動と指導に尽力。2014年には横浜能楽堂で出演した公演が、琉球芸能として初の文化庁芸術祭大賞を受賞。国の重要無形文化財「組踊」及び「琉球舞踊」の総合認定保持者にも認定された。「箏が大好きで続けてきただけ。50代で頸椎の手術を受けた時も、箏をまた弾きたい一心でリハビリも頑張ることができた。箏のおかげで沢山の人とも出会えて、感謝しています」とほほ笑む。
○…料理好きで「昔は琉球料理のお店を開きたいと思っていたくらい」との一面も。今は会長を務める同研究会で後進の育成に力を入れていて、「沖縄の伝統芸能をさらに根付かせていきたい。いつか、江戸時代に琉球王国が江戸に使節団を送った『江戸上り』の行列を宿場町だったこの地で再現できたら」と楽しそうに語った。
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