岸谷小学校で7月27日、5年ぶりに「ふるさと岸谷祭り」が開かれる。住民有志や自治会、商店会が「子どもたちに夏の思い出作りを」と協力して実行委を新たに発足。以前の祭りの様子を知る人も減って試行錯誤しながらも、「地域の大切な文化として継承していけるように」と準備を進めている。
岸谷小学校PTAと生麦第二地区連合会の主催で1990年から始まった同祭り。校庭にやぐらを組み、盆踊りや鼓笛隊の演奏、模擬店やゲームコーナーなど手作り感満載のお祭りで、多い時には2日間で1000人以上が訪れていた。
だが、30年続いた祭りもコロナ禍で2020年から休止に。実行委員会も解散され、歴史が途絶えたように思われた。
しかし、昨年9月に同校5・6年生が中心となり、祭りを知らない下級生にその楽しさを伝えたいと児童たちだけで「ミニ岸谷祭り」を開催。「子どもたちは祭りを待っている」と知った大人たちが立ち上がった。
新しい実行委の代表を務めるのは、息子が同校に通っていた縁で祭りを長年手伝ってきた高橋しゅんさん=中面「人物風土記」で紹介=と、副代表は岸谷第三自治会の河内幸雄さん。「子どもたちのために何とか祭りを再開したかった。河内さんも自治会側から動いている話を聞いて、意気投合した」と高橋さん。
4年間の中断で以前の様子を知る人も減り、やぐらや提灯の設置方法など準備に苦労もあった。しかし、実行委では同校保護者にアンケートで新たなボランティアを募ったり、近隣自治会・町内会や商店会の協力も得て、再開にこぎつけた。
祭りは同校校庭で午後4時から8時まで。やぐらを組み、多くの模擬店やゲームコーナーのほか、ビンゴ大会も実施。荒天時は翌28日に順延。以前は2日間実施していたが、今年は1日のみ。高橋さんは「来年からは2日間を目指したい。ボランティア主体の祭りになりますが、地域の子どもや大人が集う大切な文化として、改めて継続していきたい」と語った。
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