シルバーフェスティバルを開いた寺尾地区シニアクラブ連合会で会長を務める 山田 徳夫さん 東寺尾在住 83歳
輪を広げ、共に楽しむ
○…寺尾地区に7つあるシニアクラブのまとめ役を務めて約3年。「人生100年時代。せっかく長生きするなら楽しまなきゃ」と、今回のフェスティバルのほかにもカラオケ大会や旅行など多彩なイベントを企画する。「年寄りは家にこもっていちゃいけない。何かと理由をつけて外に出れば、案外面白いもんだ」と笑顔を見せる。
○…愛媛県出身。7人兄妹の4人目として産まれ、幼少期から活発で、近所では年下の子どもからよく遊びにせがまれる人気者だった。「高校まで背の順で並ぶ列は一番前で小さかったけれど、高校で30cm以上伸びて、小さい自分しか知らない地元では『あんた誰よ』と揶揄われたね」と楽しそうに振り返る。仕事で全国各地を転々とし、鶴見に来たのは25年ほど前。「知った顔してるけど、新参者ですよ」と笑う。8年前に、地元で休眠状態になっていた老人会の復活に尽力。会長職にも手を挙げた。「みんなで一緒に楽しまないと精神的にも良くないでしょ」とほほ笑む。
○…大のカラオケ好きで十八番は坂本冬美の「あばれ太鼓」や北島三郎の「加賀の女」。昔から歌い続けていることもあって、歌唱力には自信がある。連合会のフェスティバルでは化粧をして会場を沸かせながら熱唱した。「私は平凡な男だけれど、みんなで楽しめるムード作りは上手いかもね」とニヤリ。
○…コロナ禍時代には活動が制限された思いから、「一緒に楽しもう」をモットーに地域のクラブの活性化を図っている。イベントがあると、周りからは「山田さんがいないと始まらない」と言われるほど信頼も厚い。「交友の輪を広げる秘訣はイベント後の一杯。酒が無いとしゃべり始めないからさ」と楽しそうに笑った。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>