鶴見神社氏子青年会(鈴木吉太郎会長)が創立50周年を迎え、2月23日に記念式典が開かれた。夏の天王祭をはじめ、鶴見神社の年中行事などの実施運営を支える同会。5代目を務める鈴木会長は周囲の支えに感謝を語り、「これからも氏子青年会の活動を盛り上げていきたい」と力強く語った。
同会は1975年に結成。きっかけはその2年前に川崎周辺の人たちが、神社の大神輿を担がせてほしいと依頼してきたことだった。
当時、大神輿は担ぐたびに飲酒やケンカが絶えず、53年以降、一度もあがっていなかった。反対する多くの声を収め、ルールを定めたのが当時の氏子総代で鶴見中央地区自治連合会会長の故渡邊忠造氏だった。「渡御中は酒、タバコ、ケンカなし。破ったら追い出す」。現在もこのルールは固く続き、同会の結成以来、大神輿は一度の事故も起こしていない。
現在の会員数は35人。大神輿を担ぐだけでなく、神社に伝わる伝統芸能「田祭り」や夏の子ども向けの縁日イベントなど、神社が盛り上がるようにと活動する同会。
記念式典には鶴見中央地区自治連合会などの氏子町会や関係者ら多くの人が集まり、鏡開きなどで50周年を祝った。あいさつに立った鈴木会長は「50周年を迎えられたのも諸先輩方、神社関係者、地域の皆さまのおかげ。4月には次の祭りがある。今後も皆で協力して、盛り上げてきたい」と語った。
![]() あいさつする鈴木会長
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