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鶴見区 社会

公開日:2025.04.17

クルーズ船 飛鳥II
最後の世界一周へ
横浜港から103日の船旅

  • 手を振り出港を見送る人々

  • セレモニーの様子

 横浜港を母港とするクルーズ船「飛鳥II」がこのほど、横浜港を出港して最後の世界一周クルーズへと旅立った。

 郵船クルーズ株式会社=西区みなとみらい=が運航する「飛鳥クルーズ」として通算24回目、「飛鳥II」としては14回目となる。

 同日、大さん橋国際客船ターミナルで出港記念セレモニーを開催した。バルーンリリースや港中学校吹奏楽部の歓送演奏が行われ、多くの人が出港を見送った。

 今回のクルーズは、3月31日に横浜を、翌日に神戸を出港し、アジア、南アフリカ、ヨーロッパ、北米大陸、カリブ、太平洋を経て、7月11日に横浜に帰港する103日間の船旅。乗客約360人を乗せて世界各地を巡る。

 セレモニーで渡辺恒介船長は「船でなければ、クルーズでなければできない経験をして、再び戻ってくることを楽しみにしている」と話した。世界一周クルーズは今年7月20日に就航する「飛鳥III」に引き継がれ、今後は国内を中心に海外クルーズも運航する。

葉加瀬氏がテーマ曲

 飛鳥IIと飛鳥IIIの二隻運行に向け、ヴァイオリニストの葉加瀬太郎さんが飛鳥クルーズのテーマ曲「ASUKA」を作曲した。「日本のクルーズ文化をつなぎ、日本の芸術文化、人と地域をつなぐ」というコンセプトを音楽で表現したテーマ曲は、船内や出港時に使用される。

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