「鶴見区災害時ペット対策ネットワーク」が6月28日に設立される。災害時のペット対策として、住民や関係団体など地域で助け合う関係作りを目指すもので、横浜市内では初の取組み。日頃の情報共有や勉強会のほか、災害時には関係事業者からのケージやペットフードの貸し借りなども想定していく。
このネットワークづくりは区民の声を受けて始まったもので、鶴見区役所が支援する。
横浜市はペットの防災対策として、2011年に「地域防災拠点におけるペット同行避難対応ガイドライン」をまとめ、市内の地域防災拠点などで対策を促してきた。その中で、鶴見区内の拠点運営委員から拠点でペットの一時飼育場所となる開設キットを求める声や、ペット防災の普及啓発に取り組む団体「鶴見レスキューパウズ」(安岡恭己代表)などの声を受け区が独自のキットを同団体の協力で作成。23年度に区内全拠点に配布した。
そして、住民のペット防災への更なる理解と日頃からの関係作りのために今回のネットワークづくりを求める声があがり、区は昨年度に勉強会を複数回開くなどし、発足に向けて動いてきた。
今回発足するネットワークは、地域住民や区内動物病院、ペット関係事業者、拠点運営委員などから参加者を募り、動物愛護団体などにも声をかける。日頃から各地の防災対策などの情報を共有できるようネットツールを活用するほか、勉強会なども行ってペットを飼っていない人も含めて住民の理解促進を目指していく。区の担当者は「対策を進めるためには多様な方々に参加していただくことが大切。その中で課題も見えてくると思うので、皆さんで一緒に考えていきましょう」と呼び掛けている。
28日に勉強会
ネットワーク発足に合わせ6月28日に区役所で勉強会が開かれる。現在参加者を募集している。
市のペット防災対策も説明するほか、災害想像ゲーム「DIG」を使ったグループワークも行われる。対象は区内在住・在勤・在学者、区内動物病院、ペット関係事業者、地域防災拠点運営委員など。午後2時から4時30分。先着60人。申込みは11日から25日に鶴見福祉保健センター【電話】045・510・1845。
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