鶴見区 社会
公開日:2025.07.17
手作り「ハコスカ」で出迎え
日産自動車横浜工場
「ハコスカGT-R」の愛称で知られる往年の名車、スカイラインハードトップ2000GT-Rを忠実に再現したオブジェが、神奈川区の日産自動車横浜工場入口に6月から展示されている。
実物の約4分の1サイズで作られたこのオブジェは、同工場勤務の吉田友香さんが製作したもの。工場で出た廃材を再利用し作られている。
図面データが社内に残っていなかったことから、資料写真や走行動画などを参考にコンピュータで一から図面を作成。溶接から組み立てまで、一人で担当した。「ファンの方に恥じないように」とボンネットのデザインや細かいロゴまで忠実に再現している。
横浜工場では小学校の社会科工場見学を受け入れており、「小学生のお子さんの多くは実際のハコスカを見たことがないと思うので、知っていただく意味でも作成しました」と吉田さん。昨年設置されたフェアレディZやトレーラー型のプランターと合わせて、工場の入口で見学者を出迎えている。
同社創業の地である横浜工場ではエンジンや電気自動車のモーターなどを製造しているが、同社の経営再建に伴う国内外の工場再編が報道されるようになって以降、工場見学の問い合わせが増えているという。
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