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鶴見区 文化

公開日:2025.10.23

絵手紙で自分らしさ表現
要介護者らが思い込めた作品展

  • 様々なテーマの絵手紙が並んだ

 後期高齢者や要介護者、中途肢体不自由者らが絵手紙で自分らしさを表現する展覧会が10月20日まで、西区のクイーンズスクエア横浜で開かれた。

 これは、鶴見区在住の川口整さん=「人物風土記」で紹介=が主宰する「講座げんきサロン」が主催したもの。シニア向けの絵手紙指導と生きがい講演を市内各地で行う同サロン。絵手紙は様々な背景を持つ参加者たちが、「自分らしさを表すために、折れそうな心を鼓舞して」描き、その数々の作品に発表の場を設けたいという思いで展覧会を実施。今回は個人46人と3団体52人の計98人が出展した。

 「昭和100年から未来へ」をテーマに、果物や湯飲み、ひまわりなど様々な題目ごとに味わいある絵が描かれ、「そのままでいいよ」「私も実る」など心を和ませる言葉や勇気づける言葉の数々が添えられていた。失語症のある出展者は「皆さんの素晴らしい作品を見て、刺激になった」と笑顔で語った。

 川口さんは「皆さんが一生懸命描き、優しさに満ちた作品を多くの人に見てもらえてよかった。これからのシニアの生活の活力となる場を提供していきたい」と話した。

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