7月1日付けで神奈川区歯科医師会の会長に就任した 杉本 達也さん 羽沢南在住 63歳
地域医療の連携強化を
○…神奈川区歯科医師会の会長に7月1日付けで就任。約130人の会員をまとめる立場となった。「先代が築いたものをしっかりと受け継いでいくのはもちろんですが、さらに進化をさせていきたいです」と先代が4年間で構築した医師会、薬剤師会との連携や大病院、地域との関係づくりをさらに充実していきたいと意気込みを語る。
〇…生まれは保土ヶ谷区。小さい頃から物作りに興味を持ち、高校生までは建築関係や理工系の仕事に就きたいと考えていた。父親が内科医、5つ上の兄が歯科医師を目指していたこともあり、「医療に携わって欲しい」と父の願いを聞いて進路を転換。歯科医師を目指すようになった。なぜ歯科医師なのか。「歯医者は歯を削ったり、被せたりする技術が物づくりを連想させる。一つの形に完成させる過程に携われることが決め手だった」と当時を振り返る。
〇…歯科医師免許を取得後は、兄の歯科医院で腕を磨いた。一人前となり独立したのが1985年。通勤などで見慣れている羽沢南の土地が気に入り、住宅と併設させた歯科医院を立ちあげた。街の歯科医院として浸透していくなか、97年からは神奈川県歯科医師会の広報委員に選ばれ、会報づくりに携わった。2005年からは理事も務め、11年に常任理事に就任。15年まで続けた。
〇…歯科衛生士の女性と結ばれ、娘2人に恵まれた。今も家族4人で住む。ここ2年間は臨場感を求めて、奥さんと毎週映画館に行くのを楽しみにしていた。「最近は忙しく行けていない」と寂しげな顔を浮かべる。音楽が好きで今でもバンド活動を続ける。ベースやドラムを担当。爽快なロックを演奏することが日々の疲れの忘却剤。今は9月のライブに向けて仕込み中だ。区歯科医師会は新しくスタートしたばかり。「俯瞰した視点で外部機関と連携し、地域医療を展開できる団体へと導いていきたい」
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