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しぇあひるずヨコハマ 建築アワード受賞 「住み方新提案」の53企画から

社会

掲載号:2018年6月7日号

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賞状を持つ荒井さん
賞状を持つ荒井さん

 株式会社ここくらす(荒井聖輝代表)が運営する住宅型複合施設「しぇあひるずヨコハマ」=高島台=の取り組みがこのほど、建築研究家等で主催する「LOCAL REPUBLIC AWARD」で入賞した。

 「LOCAL REPUBLIC」とは、生活圏と経済圏が混在してコミュニティが成り立つもの。1住宅=1家族に代わる新たな住み方を模索しようと建築家や大学教授などが実行委員会(田井幹夫委員長)を立ちあげ、企画した。

 同アワードは、新たな住み方の提案として自らの手で生活していく自立性、一時的なものではない持続可能性、人々が行き交い交流する空間性、価値交換を促す経済性を評価基準とし、全国の住宅や商業建築、商店街、町全体で実践している53のプロジェクトの中から、7つを入選作品に選んだ。

 「しぇあひるずヨコハマ」は、荒井代表の曽祖父が建てた築50年以上経つ2棟の鉄筋コンクリートのアパートを改築した住宅型複合施設だ。かつては神奈川宿があった場所で、荒井代表は「神奈川宿のシンボル的な施設にしたい」と21世紀の長屋・旅籠をコンセプトにアパートや地域住民を巻き込んだ交流の場を創出している。

日常生活をシェア

 オープンダイニングや展望台などを設け、そこで地域向けのイベントを開くことで、人々が交流している。敷地内の畑は、地域の人たちが野菜などを育てられるように開放し、来た人が日記で情報交換をしながら、収穫している。場所を貸している荒井代表には収穫した野菜を少し分けることでスペース代を支払う形式を取っている。「すべてが金銭のみに取引されるものではない。シェアの概念を取り入れることで新しい経済活動が生まれている」と話す。

 今回のアワードは、アパートを借りている横浜国立大学4年生で建築学科に所属する石田卓也さんと新保卓己さんの協力を得て選考やプレゼンの資料を作成した。今回の受賞について荒井代表は「未来の生活空間を創造しようとするその思いが高く評価された。まったく建築畑ではないなか、入選できてとても光栄に思う」と感想を話した。
 

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