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神奈川区 人物風土記

公開日:2019.05.23

大口七島地区連合町内会の会長に就任した
石渡 祥男さん
大口仲町在住 78歳

楽しい雰囲気大切に

 ○…14町会で構成されている大口七島地区連合町内会の会長に就任した。神奈川区内でも大きな連合町内会であり、前任者が多くの実績を残しているということからプレッシャーも感じている。「できるだけ楽しい雰囲気で、さらに進歩させていけたら」と意気込みを語る。

 ○…兼務している大口仲町池下町内会の会長は現在7年目。周辺地域が丘陵地であるため、火災・急病人発生時は車両の進入が難しく、高齢者や小さい子どもがいる世帯などは避難が難しい。そこで、約4年前から要支援者と支援をする人をそれぞれ募集し、防災・減災の支援チームを作って、いざというときに要支援者を助けられるよう、訓練を行っている。「自分たちで取り組んでいることを連合町内会でも活かしていけたら」と話す。

 ○…弘明寺の出身。生まれてすぐ山梨県に疎開していた。戦後、戻ってきて妙蓮寺に移住。白幡小、神奈川中学校を経て平沼高校に入学した。高校3年生の時家の建て替え工事中に縄文土器の破片が出土。捨てずに集め、つなぎ合わせた。結婚後も捨てずに取っていたが、引っ越しを機に大口台小学校に寄付し、2013年から昇降口に飾ってある。「自分はこれで自然科学に興味を持ったから、同じような子どもがいたらうれしい」と期待を込める。

 ○…現在は妻と2人暮らし。孫を楽しませようと始めたイルミネーションが趣味。約20年間、毎年1品ずつ増やしており、今では装飾品で1部屋が埋まるほど。毎年10月から12月にかけて近所の冬の風物詩になっている。「大口台小の子どもたちが装飾を見ると『これ去年はなかったよね』など声をかけてきてくれる」ととても嬉しそうな表情を浮かべた。これからは会長としてまちのあかりも灯していく。

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