ひきこもり支援説明会
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バス路線などの交通網が無く買い物に不便を感じている住民を救おうと、斎藤分町の南部地域でシャトルバスを使った「買い物移動支援サービス」の試験運行が10月から始まった。町内会や区社会福祉協議会、地域ケアプラザなどが連携し、病院が所有する車両を活用して無料送迎を行う。
同地域では、横浜駅西口から栗田谷や神奈川大学などを通り、東神奈川駅西口から横浜駅西口へと循環する横浜市営バスが2006年まで運行していた。赤字や他路線とのルート重複などを理由に廃止されて以降、タクシー移動を強いられる高齢者などもいるが、車両の通行が困難な狭い道も多いことからタクシーの送迎を断られるケースもあるという。
シャトルバスを使った買い物支援サービスの導入に向けては、斎藤分南部町内会と済生会神奈川県病院、六角橋地域ケアプラザ、神奈川区社協の4者が昨年3月に「斎南買い物支援ネットワーク」を組織。課題解決へと動き出した。
同様のサービスは斎藤分町と接する中丸地区でも2020年から本格的に実施されており、当時の事業立ち上げにも携わった六角橋地域ケアプラザのノウハウを活用。運営には助成金を活用し、バスの運行ルートや停留所の設置場所などを決めていった。
車両は、済生会神奈川県病院が透析患者の送迎用に所有しているワンボックスカーを提供。病院で使用しない時間帯にシャトルバスとして活用し、当面は6人を定員として試験運行する。栗田谷交差点近くや神奈川大学の学生寮、グレース美容室など5カ所に停留所を設置し、JR東神奈川駅前のイオンスタイル東神奈川店まで送迎。1時間ほどの買い物時間を設ける。
斎藤分南部の民生委員は「かねてより住民からの要望もあったので、多くの方の協力もありながら、実現への一歩を踏み出せて良かった。買い物だけでなく交流の場の一つとしても機能する取り組みになれば」と期待を込めた。
今後は11月と来年1月から2月に1日2便を運行し、来年度からの本格実施に向けて停留所やルートを検討していく予定という。
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