斎藤分南部町内会の会長を務める 萩谷 秀人さん 斎藤分町在住 40歳
「失敗恐れず」活動楽しむ
○…約700世帯で構成される斎藤分南部町内会で、昨年5月から会長に。先月からは坂が多い同地域の高齢者などに向け、買い物の際の移動支援でシャトルバスの試験運行を始めるなど、就任以降新たな取り組みを仕掛けてきた。「前会長による土台作りや周囲の方のサポートに感謝しかありません」
○…7年前に斎藤分町に移り住み、町内会に加入した。当初は町内会の活動に関心を持てないでいたが、役割を与えられて集会に参加するようになると防災や防犯、環境美化など、地域で暮らす上で欠かせない存在であることを痛感。何よりも、前会長の熱心さに圧倒されたことが考えを改める契機になった。地域の行事に顔を出せば住民らに温かく迎えられるなど人とつながる楽しさにも魅力を感じたといい、前会長の引退を受けて後任に手を挙げ、30代で新会長に就任した。
○…幼少期から人見知りで、大学時代に海外へホームステイした際は言語の壁と消極性から2週間の滞在中に誰とも交流を深めることができなかった。帰国後は英語を猛勉強し、再度留学に挑戦。大学寮では外国人の学生らと寝食を共にした。仕事では海外の石油プラント設計に携わり、数年にわたるプロジェクトをチームで成し遂げる喜びや「失敗を恐れずにやってみる。やらない後悔はしたくない」という信条が、多忙な公私を支えている。
○…「50〜70代の人たちが集まって目を輝かせているのを見ると自分までうれしくなってくる。学生に戻ったようで、今が人生で1番楽しい」というほどのめり込む町内会活動。現役の会社員として飛び込んだ新たな挑戦の舞台に生きがいを感じながら、住民と共により良い地域づくりに力を注ぐ。
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