神奈川区版 掲載号:2022年1月27日号 エリアトップへ

城郷高校 障害受け入れ「特性」追求 自閉症画家の石村さん講演

社会

掲載号:2022年1月27日号

  • LINE
  • hatena
版画を刷る工程を披露する石村さん
版画を刷る工程を披露する石村さん

 自閉症の動物画家として活躍する石村嘉成さん(27)のオンライン講演会が18日、城郷高校で開催された。

 同校は、知的障害を抱える生徒が高校で学ぶ機会を広げることを目標にした県の「インクルーシブ教育実践推進校」として、2020年度から特別入学枠を設けている。講演会は同教育の一環で、1年生を対象に石村さんの自宅と各教室をビデオ会議システムでつないで実施した。

 石村さんは2歳で自閉症と診断され、小学5年生の頃に母の有希子さん(享年40歳)を病気で亡くした。高校時代に版画やアクリル画を始めると、2013年には第2回新エコールドパリ浮世・絵展ドローイングコンクールで優秀賞を受賞。精力的に個展を開催し、独創的な作風が多くの人を魅了している。

亡き母のしつけ守り

 石村さんは「母は私が小学校入学時、先生に『他の児童と同じように分け隔てなく指導してください』と言ったそうです。私のわがままを許さないし、人に迷惑をかけることが無いようにと徹底的にしつけてくれた」と、障害を言い訳にしない教育を貫いた有希子さんや父・和徳さんとの思い出を振り返り、「障害に甘えずに闘ってきたおかげで、少しくらいの困難にはびくともしません」と力強く語った。

 石村さんには高校卒業後から毎晩欠かさず描き続けている絵日記があり、創作の源泉になっているという。「周りはすごいと褒めてくれますが、描きたい動物がどんどん溢れてくるのです。これは私の特性なんだと思います」といい、「皆さんも好きなことを頑張ってほしい」と生徒に呼び掛け、亀をモチーフにした版画の制作過程も公開した。

 講演を聴いた生徒は「お母さんの決心が、(石村さんが持つ)障害に関係なく伝わったんだと思う」と感想を述べ、将来は保育士を目指したいという生徒は「夢に向かって頑張ることの大切さを学べた」と話した。

神奈川区版のローカルニュース最新6

認知症理解へ 冊子制作

認知症理解へ 冊子制作 社会

六角橋中心に啓発広がる

5月19日号

所属委員会決まる

横浜市会

所属委員会決まる 政治

定例会も開会中

5月19日号

「避難行動計画の作成を」

横浜市

「避難行動計画の作成を」 社会

「マイ・タイムライン」認知度低く

5月19日号

開催概要を発表

横浜音祭り

開催概要を発表 文化

約250のプログラムを展開

5月19日号

将来像描く意見交換会

山下ふ頭

将来像描く意見交換会 社会

市内4カ所で実施

5月19日号

横浜大空襲から平和学ぶ

横浜大空襲から平和学ぶ 社会

関内ホールで戦争展

5月19日号

東京建物不動産販売横浜支店

簡単60秒!知り合いにも薦めたい「95%」評価の不動産会社で無料査定

https://sumikae.ttfuhan.co.jp/sell/lp_yokohama/?xadid=qr-yokohamalp-townnews

<PR>

あっとほーむデスク

  • 5月19日0:00更新

  • 3月31日0:00更新

  • 3月24日0:00更新

神奈川区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2022年5月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook