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神奈川区 文化

公開日:2023.11.23

短歌グループ青海波
横浜人形の家を訪ね吟行
2首発表し、感想共有

  • 短歌を詠み合い、感想を共有

氷川丸にも 

 神奈川区を拠点に活動する短歌グループ「青海波」が11月10日、秋の吟行を開催した。当日は、中区にある「横浜人形の家」と山下公園先にある「日本郵船氷川丸」を訪問。約20人の参加者が思い思いの短歌を詠んだ。

 青海波は、2003年に歌人小林峯夫氏を特別顧問に、能登谷恵美子さんらが発足。小学生から90代まで幅広い世代が所属する会員は、月に一度、日常に感じたことや考えたことを口語体で詠む短歌の会を市内で実施している。会員は毎月2首詠み、その短歌を他の会員が詠唱することで歌を味わい、感想を語り合っている。

 短歌を詠むために、景勝地に赴く吟行。同グループでは、琵琶湖や箱根、浜名湖など全国20カ所以上に赴き、歌にしてきた。昨年は野毛山動物園で実施。今回は、横浜人形の家と氷川丸を吟行の地に選定した。

 当日は、小雨が降りながらもそれぞれで見学を行い昼食の時間になると、一人2首ずつ持ち寄り、波止場会館へ。そこで、用紙に短歌を書きあげ、詠んでは感想を共有し合った。参加者の江連玲子さんは「大正の 少女が愛でる お人形 昔も今も 変わらぬ瞳」と横浜人形の家で感じたことを歌に詠んだ。

 同グループを主宰する能登谷さんは「小雨の中だったが、吟行が開催でき嬉しく思います。見たこと感じたことを口語体で伝える魅力ある短歌も今度も楽しみたい」と話した。

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