今年発足した南京玉すだれサークル「玉すだれちゃん」の代表を務める 小松 旭洋さん 西神奈川在住 34歳
玉すだれは団体演技
○…「アさて、アさて…」の口上で知られる南京玉すだれ。唄に合わせて竹のすだれを伸ばしたりひねったりし、様々なものに見立てる日本の伝統芸だ。区民活動支援センター主催の講座をきっかけに生まれたサークル「玉すだれちゃん」の代表を務める。メンバー12人中最年少だが「年齢に関係なく誰でも楽しめる伝統芸能なのが玉すだれの魅力。生涯続けていきたい」と話す。
○…玉すだれと出会ったきっかけは『徹子の部屋』。お笑いコンビのナイツが披露する姿を妻とテレビで見た数カ月後、マンションの掲示板で講座募集のチラシを見つけ、意欲的だった妻と一緒に参加した。始めてまだ半年ほどだが”マイすだれ”を手に「昇る朝日」に「ベイブリッジ」と、唄に合わせて技を披露する。月2回の練習会は「楽しくやろう」がモットー。「玉すだれは団体演技」と、すだれの形を戻すのに手こずるメンバーがいるときも「なっかなか なっかなか 戻らない」と唄で場を繋いで助け合う。
○…東京都出身。結婚を機に神奈川区に移り住んで3年目。「今まで地域の人と交流する機会がなかったので、講座を通じていろいろな人と出会えたのも良かった」と話す。代表として出演依頼のあった施設とのやり取りも担当。10月の子育て支援拠点のイベントや11月の地区センターまつりなど、出演機会も増加中だ。
○…祖父が立ち上げたテレビ番組の小道具などを制作する会社に大学卒業後から勤務。ドラマに出てくる架空の商品などの小道具やニュース番組でよく見る解説パネルなどを日々作っている。急な事件や事故にも対応するニュース番組では本番の2、3時間前に発注が来て、コーナーが始まる直前に納品することも。
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