「かながわ福祉大学校」の7月の開校を記念したシンポジウムが4月30日、関東学院大学横浜・関内キャンパスのテンネー記念ホールで開催された。介護・福祉に関わる人や自治体の職員など、約250人が参加した。
シンポジウムは同大学校が目指す「地域共生社会」をテーマに行われた。講演で、慶應義塾大学経済学部教授で同大学校の校長を務める井手英策さんは、所得や地域間などの分断や経済が衰退する中、自己責任では生き辛い現代の日本の状況に触れ、互いに支え合う共生社会の実現が重要だと説いた。
その後行われたパネルディスカッションでは、加藤憲一小田原市長や関東学院大学法学部の牧瀬稔教授、県内で福祉サービスや子育て支援に取り組むパネリストが登壇した。それぞれの経験や取り組みを発表し、これからの福祉や共生社会への意見を交わした。
同大学校は、(公社)かながわ福祉サービス振興会が創設する。地域で活動する多様な人を対象に、地域共生社会を創造するリーダーを社会に送り出すことを目的としている。
瀬戸恒彦理事長は「共生社会の実現には利他の精神を学び、幸せに生きるための知性を磨くことが大切。力を合わせて皆さんと一緒に新しい歩みを始めたい」と話した。
![]() パネルディスカッションの様子
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