浦島小学校PTA会長と「かめの子すべり台復活プロジェクト」代表を務める 齊藤 正志さん 富家町在住 49歳
地元愛をかたちに
○…昨年度、浦島小学校PTA会長に就任したのをきっかけに、学校のシンボル・かめの子すべり台の遊具としての復活に向け、同じく卒業生の地元の旧友とともに活動をしている。莫大な費用を要する挑戦的な企画に、「今やっていることが不可能だとしても、常に新しい方法を考えます」と熱い志を語る。
○…生まれも育ちも神奈川区。立町に生まれ、現在は富家町に住んでおり、「神奈川の中心は神奈川区。地元が好き」と晴れやかな笑顔で言い放つ。浦島保育園、浦島小学校、浦島丘中学校へ進学。浦島小での6年間での思い出の遊具は、もちろんかめの子すべり台。「かめの頭から倉庫、銀杏の木へ飛び移るのが楽しくて何度も登った」と懐かしむ。高校卒業後は父親の大工仕事の手伝いやアルバイトをしていた。子どもの頃を振り返り、「まちで声をかけてくれる地域の人の存在が心の救いになった。地域の大人とつながりをもつことは、子どもたちにとって大事なこと。今度は自分ができることをして、地域に恩返しをしたい」と話す。
○…現在は自営業で建物などの傷を直す補修屋の仕事をしており、妻と3人の子どもと暮らす。「過ごしやすさと利便性を兼ね備えているまち。すべり台の上からは港が見えるんです」と地元愛を熱く語る。人と話すのが好きで、地元の友人と飲みに出かけるのが休日の楽しみ。
○…小中学生時代の同級生とのささいな会話から始まった「かめの子すべり台復活プロジェクト」。「PTA会長になったからには絶対に実現させたい」と語気を強める。「自分だけでは大した力はないが、同じ志をもった仲間や、協力してくださる地域の人がいるからこそ、希望をもって前に進んでいきたい」。
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