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神奈川区 社会

公開日:2025.11.20

植民地の紙芝居を考察
神奈川大で11月23日

 神奈川大学横浜キャンパス=六角橋=で11月23日(日)、公開研究会「『帝国』の紙芝居」が開催される。同キャンパス8号館21室で、午後2時から5時まで。入場無料。

 主催は神奈川大学非文字資料研究センター戦時下国策紙芝居と大衆メディアの研究班。アジア・太平洋戦争下の日本の植民地や占領地で紙芝居が戦意高揚などを伝えるメディアとして使用された背景を踏まえ、何が描かれ、誰が紙芝居を演じたのかという問題について、台湾とインドネシアの研究者らを招き、知見を深める。

海外研究者が報告

 担当の新垣夢乃准教授は、「アジア・太平洋戦争期の紙芝居というと、日本国内のことを想像してしまいがちだが、当時の日本は植民地を持つ側として占領地を広げていた。日本国内だけではなく、かつての日本の植民地や占領地で紙芝居はどう描かれ、語られたのかということは大きな問題」と話す。

 2014年の研究班発足当初から戦時下における紙芝居を課題とし、各国の研究者とネットワークを築いてきた。

 当日は台湾とインドネシアの研究者がそれぞれ、「戦時期台湾の紙芝居制作と演出」、「紙芝居と日本占領下のインドネシア」のタイトルで研究報告をする。申し込み不要。会場では紙芝居を紹介するパネルも展示する。詳細は同研究センター【電話】045・481・5661へ。

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