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公開日:2026.06.11

神奈川区長に聞く 若者支援と地域交流に重点 2026年度運営方針を公表

  • インタビューに応じた鈴木区長

    インタビューに応じた鈴木区長

 神奈川区はこのほど、2026年度の区政運営に向けた目標や施策などを定める「運営方針」を発表した。

 基本目標はこれまで同様「笑顔でつながる『神奈川区』」。「いきいきと暮らせるまちづくり」「魅力あふれるまちづくり」「安心・安全なまちづくり」の3つを目標達成に向けた施策とし、子育て支援や健康づくり、区制100周年に向けた事業などを進めていく。

 本紙では運営方針の公表を受け、鈴木茂久区長に今年度の重点施策や今後のまちづくりの展望を聞いた。

キーワードは「若年層」

 ――今年度の施策の中で、重点項目として位置付けるものは。

 「私の中で一つのキーワードが『若年層』です。行政からのアプローチが難しい世代ですが、従来からの子育て・高齢者支援に加えて、若年層への取り組みに力を入れました。働く世代や子育て世代向けに、親子が集まる機会を捉えて野菜の摂取量や骨密度が分かる『健康チェック』を実施します。6月27日には若者に環境美化への関心を持ってもらうイベントも行います」

 ――国勢調査の速報値では市全体の人口が減少する中、神奈川区は前回比で約5千人増と増加数では市内最多となりました。若年層向けの事業はそうした背景も踏まえているのでしょうか。

 「人口減少社会の中での人口増はうれしいことだと感じています。神奈川区は若い世代の転入者が多く、そうした方々にも行事やイベントを通じて地域とのつながりを作っていただきたいと考えています。神奈川区は、臨海部の工業地帯や港、商店街、広がる住宅地があり、菅田・羽沢・三枚町方面には農地も残る、まさに『ミニ横浜市』のような変化に富んだ素晴らしい区です。そんな神奈川区に住んでよかった、住み続けたいと思えるようなつながりを作ることは、区としての大きな課題です」

100周年ロゴ活用を

 ――来年の区制100周年に向けた具体的な動きはいかがですか。

 「3月に決定した記念ロゴマークの一般利用が6月から始まりました。地域の方をはじめ、企業や団体の皆さまにもぜひ100周年ロゴをご活用いただき、一緒に盛り上げていただければと思います。ロゴを元にしたデザインマンホールを年度内に設置するほか、記念植樹なども予定しており、来年1月のキックオフへ向けて実行委員会と共に準備を進めます」

 ――2027年の横浜グリーンエクスポ開催に合わせた区内の魅力発信の取り組みは。

 「反町公園のJR側に横浜グリーンエクスポのレター看板とトゥンクトゥンクのモニュメントを設置し、花壇を整備しました。電車からも見えるので、新たな名所になればうれしいですね。また、区の花であるチューリップの球根や花の苗を配り、公園愛護会の皆さんに植えていただくなど、開催機運を高めながら区内の公園の魅力も広めていきたいです。合わせて今年度は『グリーン』をテーマにした商店街スタンプラリーを予定しています。身近な商店街での買い物を楽しんでもらいたいです」

安心・安全実感へ

 ――新たな市の中期基本計画は『市民の実感』に重きを置いています。区役所としてはどのように取り組まれますか。

 「市民と接する一番の窓口が区役所です。『実感』の中でも重要な項目の一つは『安心・安全』かと思います。区独自の事業としては、共助の強化として、自治会町内会向けの自主避難場所の開設経費や安否確認アプリの導入を支援するなど、安心・安全を実感していただける事業を進めます。局事業にはなりますが、木造住宅密集地域への感震ブレーカー設置や家具転倒防止対策の補助については継続して着実に取り組みます」

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