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宮前区 人物風土記

公開日:2012.03.23

布の絵本製作サークル「のびのび」代表
土屋 佳枝さん
神木在住 59歳

温もり縫い続けて30年



 ○…書棚に一般書籍とともに並ぶカラフルな作品たち。宮前図書館からの委託を受けて、一般貸し出し用の「布の絵本」を作るボランティアサークルの代表を務める。会の名称「のびのび」には、「無理なく長く続けられるような活動に」との思いがこめられている。「宮前区が出来たときに私たちの活動も始まったので、今年がちょうど30年目。でも特別お祝いとかは考えていないんです。いつも通りに活動を続けるのが自分たちらしいから」



 〇…元々は視覚障がい児用の「触る絵本」として作られ、現在では、家庭はもちろん、保育の現場など幅広く親しまれている布絵本。会は、市民館が企画した講座をきっかけに発足した。フエルト、デニム、プリント布をはじめ、多彩な生地を用いて、エプロンシアターと呼ばれる人形劇セットや布と綿で作った遊具など、作品は常時45〜50種類が並ぶ。安全性や丈夫さを最優先に、「子どもがあっと驚くような仕掛けを考えるのが作品づくりの楽しみです」



 〇…会のメンバーは50〜60代が中心。入れ替わりもあるが、当初から10人前後で推移してきた。子育て中に参加し、子どもが成人した現在も続けている人が多い。「若い頃は、皆さん子どもを連れて賑やかに作業していましたね」。市民館の実習室を会場に、現在は年間で3つの新作と壊れた作品の修理を手がける。「何年も経つと次第に壊れたり、汚れたり。でもそれだけ子どもが手に触れた証だから、逆に嬉しいです」と笑顔で話す。



 〇…家庭では1女1男を育て上げた。「育児ではあまり急かしたり、うるさくは言わなかったかな」とニコリ。市販になるべく頼らない手づくりの食事を心がけ、「洋服も自分で作ったりしていましたよ」と”ハンドメイドの子育て”を大切にしてきた。自宅では趣味としてアクセサリーづくりにも励んでいる。「無理せず、マイペース」。これからも布絵本に温もりをこめて。

 

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