宮前区版 掲載号:2015年10月16日号
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区内で初めて五ツ星お米マイスターの資格を取得した 小嶋 和江さん 犬蔵在住 66歳

「お米で地域を元気に」

 ○…日本米穀小売商業組合連合会が主宰するお米マイスター。玄米の判別や炊飯指導、食味官能など知識と技術力が問われる試験が8月に行なわれ、今年全国で合格者26人という狭き門を突破。区内初の五ツ星お米マイスターとなった。地元商店として区内では小学校に出向いて米に関する授業を行うなど、地域貢献も活発に行ってきた。「成長期の食事は本当に大切。特に子ども達に安心・安全なお米を食べてもらいたい」

 ○…米屋に嫁いで44年。当初は食糧管理制度下で米を配給する「配達屋さん」だった。1995年に施行された新食糧法で米屋以外の店でも米の販売ができるように。「価格競争も厳しくなり、本当においしくて安全なお米を届けるためには勉強が必要と感じていた」。お米マイスターの資格ができた翌年、今から12年前に三ツ星の資格を取得。7年前には日本炊飯協会が主宰するごはんソムリエの資格も取得した。「自己流ではなく確かな知識を得られる。資格制度で業界全体が盛り上がってほしい」

 ○…中原区出身。自家製食料品販売店を営む家庭に生まれた。幼少期はおてんばな元気っ子で店の手伝いもよくしていたという。実はこの頃から「お米屋さん」が夢だったとか。その理由は「傷まない、米ぬかも売れる、無駄がない」と、さすが商売人の娘。現在は5人の孫をもつおばあちゃん。「孫たちも皆、お米の味に厳しくてね」と嬉しそうだ。

 ○…美味しい米を自ら探すため、これまで何度も東北地方などに出向いてきた。最近では休耕田を見る機会も増え、「30年前の青田の景色が懐かしい」とも。今回の試験では受験者の中で最高齢という長年の経験や勉強した知識から、口答でスラスラと回答。その実力は試験官もびっくりするほどだ。「お米の”顔”を見極められるようになった。より自信を持ってお米の大切さを地域の皆さんに伝えたい」。米専門家として、さらなる一歩を踏み出す。

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