先月の「第57回全国中学校水泳競技大会」男子400mメドレーリレーで、市立宮前平中学校が、大会歴代2位の記録で初優勝。昨年大会、決勝で敗れた日大豊山中(東京都)に競り勝ち、雪辱を果たした。
今大会に出場した同校水泳部(顧問/山本伸之教諭)メンバーは背泳ぎの友田陽太君、平泳ぎの小泉龍馬君、バタフライの福島明芽君、自由形の新井田崇友君の3年生4人。それぞれ、地元スイミングスクールにも所属し、日々技術を磨いている。
7月の県大会では、2位に約6秒差をつける大会新記録の4分6秒30で圧勝したが、「このタイムでは全国で勝てない」と本戦に向けて調整を重ねてきた。
「限界突破」を掲げて挑んだ昨年大会は、決勝で当時のチーム最高記録を更新するも日大豊山に敗れ準優勝。苦杯をなめる結果となった。昨年大会も出場していた福島君は「もうあんな悔しい思いはしたくない。全員が『今年こそは勝つ』と気持ちをひとつにして挑んだ」と話す。同チームでは今大会、優勝はもちろん、昨年の日大豊山の決勝記録4分0秒88を上回ることを目標にしてきた。
鹿児島県で8月17日から19日に行われた今大会では、予選をチームベストの4分1秒77で1位通過すると、翌日の決勝ではさらにタイムを縮め3分58秒07をマーク。大会歴代2位の記録で全国制覇を果たした。小泉君は「県大会で去年よりタイムが伸びず不安もあったが、全国では全員がかみ合った」と振り返る。決勝はメンバー全員が自己ベストの記録で泳ぎきった。山本教諭は「1泳、2泳でリードを広げ、後半どれだけ逃げ切れるかが勝負だった。全員が力を出し切り、理想のレースができた」と話す。
小泉君、平泳ぎで2冠
リレーメンバーの小泉君は、平泳ぎ100m、200mにも出場し、いずれも優勝。2冠を達成した。100m、200mともに自己最高記録をマーク。「距離が長い方がねばれる。後半に強い」という小泉君は、200mでは2位に約3秒差をつけ快勝した。「地道に練習を積んできた成果が出た。優勝できてうれしい」と喜びを語った。
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