宮前区版 掲載号:2019年9月20日号 エリアトップへ

50周年式典を開催した県営有馬団地自治会の会長を務める 石塚 三郎さん 東有馬在住 78歳

掲載号:2019年9月20日号

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欲張らず、ひたむきに

 ○…会長を任され、来年10年目を迎える。団地新築当初に入居した最古参だ。「団地と一緒に歳を重ねてきた。50周年は感慨深い」。当時は若い世代が多く、盆踊りなどのイベントが活発だった団地も現在は高齢化が進む。苦労も多いが「みんな仲が良く、もめごとなんて一切ない。協力的で家族のような結束力がある」と自慢げ。団地への愛情は人一倍だ。

 ○…実家は創業100年近くになる中原区の車販売・整備会社。6男7女の13人兄妹の3男坊で、中学を卒業してすぐ家業に入った。中学では柔道やハンドボールに打ち込んだ。「もう少し学校に行きたい気持ちもあったけど、下の兄妹がいっぱいいたからね」と当時を振り返る。地元の青年団に入り、仲間と山に登るのが息抜きだった。現在は弟、息子と共に3人で家業を守り続けている。

 ○…結婚を機に25歳で県営有馬団地に移り住んだ。「今では東有馬が地元だね」と笑う。家業の繋がりで顏が広く、近隣に知人も多かったこともあり、青少年指導員や民生委員などへの誘いも。「地域の人に良くしてもらったから。役に立てるなら」と引き受け、10年以上務め上げた。仕事との両立は大変だったというが、「奥さんがいたから何とかやってこられた。本当に支えてもらった」と感謝する口調からは優しさが滲む。17年程前に娘を28歳で亡くし、辛い経験をしたが「孫を2人も残してくれた。正月には必ず来るよ」と頬を緩ませた。

 ○…「できることを無理なくコツコツ」。高齢化が進む団地で、できないことが増えた寂しさを感じつつも、新しい取組へのチャレンジも忘れない。空き部屋を活用した「交流カフェ」がそのひとつだ。「持ちつ持たれつ、支え合って住みよい団地をつくっていきたい」と穏やかに語った。

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