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菅生こども文化センター 思い受け継ぎ45周年 開館時の児童、担い手に

社会

掲載号:2020年3月27日号

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 菅生こども文化センター(運営主体:NPO法人あかい屋根)=写真=が、5月で45周年を迎える。菅生地区に移住してきた親たちが、子どもの居場所を求めて生まれた同センター。現在は開館当時の子どもたちが成長し、次代を担う児童らを見守っている。

 昭和40年代初期、公害問題から子どもを守り、育てる環境を求めて多くの人々が菅生に移り住んだ。自然はあるが病院すらない状況に「子どもたちに文化を」という住民からの声が行政を突き動かし、1975年にできたのが同センターだ。

 児童館は法令で「18歳未満のすべての子どもを対象に、健やかに育成することを目的とする」と定められており、放課後の子どもたちのあそび場として広く開かれている。館長を務める針山直幸さんは「設立背景もあり、青少年に限らず老若男女さまざまな世代が毎日4、50人訪れる」と話す。地域ボランティアも積極的で、敷地内に設置さているアスレチック「冒険遊び場」は、職員と地域の人々とで完成させたものだ。同センター設立以前からかかわり、近隣の稗原団地自治会長も務めた十文字美恵さんは「職員らも尽力してくれている。地域の誇り」と話す。

”故郷”感じて

 同センターで育った子どもたちは成長し、今では自治会の役に就くなど、児童らを見守り同センターを支える側として活動している。卒業式や結婚などの節目ごとに、顔を出しに帰って来てくれる人もいるという。同センター職員は「社会情勢や時代の変化もあるが、思いを受け継いで、子どもたちがいつまでも『故郷』を感じてくれたらうれしい」と思いを語る。

地域包括めざす

 「総合施設になれば、障害者や高齢者も含めて幅広いニーズに応えられる。みんなの出来る事が絡み合い、助ける力になるはず。地域全体が良くなるよう、地域包括を実現していきたい」と今後の展望を語る針山館長。「子どもの未来は川崎の未来。担っていく若い世代が健やかに育つよう、これからも地域、子どもたちと歩んでいきたい」と話した。

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