第49回衆議院議員総選挙の投開票が10月31日に行われ、神奈川18区(高津区・神木本町1〜5丁目を除く宮前区・中原区の一部)は、自民党の前職・山際大志郎氏(53)が、6回目の当選を果たした。投票率は前回を6・01ポイント上回る57・25%だった。
今回の衆院選は、岸田内閣で初入閣した山際氏に、野党統一候補として立つ立憲民主党の元職・三村和也氏(46)が挑み、日本維新の会の新人・横田光弘氏(63)が追う構図となった。
山際氏は、組織力と実績を生かした選挙戦を展開。公務や全国各地での応援演説のため、ほとんど地元入りの機会はなかったものの、経済再生相として上がった知名度を生かし、次点と約3万票差をつけて勝利した。
午後8時に開票速報で「当選確実」が報じられると、溝口の選挙事務所に集まった約50人の支援者から大きな歓声が上がった。駆け付けた山際氏は、到着を待ち望んだ支援者らと拳を突き合せて喜びを分かち合った。「今回の戦いはまさにチームによる勝利だ。今回ほど仲間の力を信じ、仲間の大切さを痛感した戦いはなかった」とあいさつ。6回目の国政については「これでやっとスタートラインに立った。粉骨砕身、全力で日本の経済を立て直すことにまい進していきたい」と決意を述べた。
三村氏は「コロナ禍から国民を守る政治」を訴え、政権批判票の集約を図ったが、次点。重複した比例南関東ブロックでの議席獲得もならなかった。「当選に届かなかったのは私の力不足。前回よりも票を伸ばしたことを重く受け止め、いただいた付託を胸にこれからも歩んでいきたい」と総括した。
横田氏は「第三極」を掲げ、第6波に備えたコロナ対策や経済の立て直しなどを訴えたが、及ばなかった。「選挙戦を通じて多くの激励をいただき、維新としての流れは作れたと思う。自公の過半数割れが達成できなかったのは大きな反省点」と振り返った。
18区合計の投票率(小選挙区)は57・25%。過去最低だった前回2017年の選挙より6・01ポイント上昇。神木本町1〜5丁目を除く宮前区の投票率は、58・01%で、前回より6・07ポイント上がった。
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