菅生、稗原地区の小中学生が中心に活動するダンスクラブ「はるいずむ」(久木晴代代表)が、9月18日に行われた全国こどもチャレンジカップ第14回リアル全国大会アクティビティ部門で優勝。新型コロナの影響でチーム全員が揃わない中、動画を活用するなど工夫を凝らし創設11年で初めて全国を制した。
会場で踊りを披露する「リアル」に加え、撮影した動画を審査する「動画」の両大会が同時開催。全国各地の動画予選を勝ち抜いたダンスクラブ計64団体が参加した。
同クラブは大田区総合体育館(東京都)で行われたリアル大会で、動きの激しさや快活さを競うアクティビティ部門に出場した。13人のメンバーは、1分45秒の演技時間内で「アナ雪」をモチーフにジャズや新体操の動きを取り入れたダンスを披露。14団体がエントリーする中、両大会同部門で今大会最高得点を記録し、初の栄冠を手にした。
小学生リーダーを務める阿部彩羽さん(菅生小5年)は「優勝できうれしい。指先や姿勢、身体の丁寧な動きを意識した成果が出せた」と笑顔で優勝の喜びを語る。
合同練習減も時間外を活用
彼女らは週2回、菅生小学校体育館で約2時間練習に取り組むが、分散登校などの影響で練習時間が減少。踊りを全員で合わせる機会が激減した。久木代表は全体練習に代わり、個人での基礎練習を強化。動画を撮影し、選手らが練習時間外に視聴。反省点を洗い出すなど、時間の活用と意識強化に努めた。
同チームの強みは「オリジナリティ」。新体操経験のある久木代表がアクロバットなダンスを考案し、選手らが表現するという。今大会でも強みを遺憾なく発揮し、高校生も出場する中で結果を残した。
久木代表は「コロナに負けず基礎練習を強化し、良い結果が出せた。よく頑張ってくれた」と教え子たちを称えた。
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