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公開日:2021.12.17

鷺沼4丁目
認可保育所整備 延期に
住民ら説明責任求め

  • 建設予定地

 川崎市は先月、鷺沼4丁目に開設を予定している認可保育所の整備を延期することを発表した。一部の周辺住民から建設反対の声が上がっていることなどが要因。選定事業者は7月の開所に向け、住民説明会や戸別での説明を企画し、住民への理解を求める。

 待機児童の解消に向け認可保育所受け入れ枠拡大を推進している市は、5月に株式会社子どもの森(東京都国分寺市)を鷺沼4丁目の認可保育所運営事業者に選定。同社は9月から解体工事など整備に向けた動きを開始し、来年4月の開所を目指していた。

 延期決定について、同社の担当者は「工期が遅れており、丁寧に事業を進めるために延期を決めた」と理由を話す。さらに、一部の周辺住民から「近隣への説明なく計画が決まった。市の選定方法も不透明で許容できない」との反対意見も聞かれるなど、整備計画の取り消しを求めていることも、延期要因の一つだと考えられる。

食い違う認識

 保育所整備を巡っては、事業者は応募申請に必要な近隣住民への説明等を3月に実施したと市へ報告しているが、説明したとされる家に住む男性は「工事が始まった9月に計画を知った」と証言。周辺38世帯は10月、説明を受けていないとする署名を、市へ提出した。男性は「虚偽の報告をした事業者と、確認せず認可した市に不信感が募る」と話す。

 これに対し、同社担当者は「ポスティングや訪問による説明を行ったことに間違いはない」と話し、真っ向から意見が対立。同社は住民と2者間での説明会を企画して問題の解消を図ったが「市を含めた3者での選定過程の明確化を求める」とする住民側は受け入れず、話し合いは平行線を辿る状況だ。

 市は選定過程に不備はなく、あくまで地域と事業者の問題との見解。「双方の認識に違いがあることは理解している。近隣住民の理解が得られるよう引き続き事業者に指導していく」と話す。

 延期された建設予定地では、鉄骨造2階建て(定員60人)の保育所開設が計画されている。

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