宮前区 人物風土記
公開日:2022.09.02
犬蔵交差点で児童の交通安全に尽力する
宮本 喜美子さん
犬蔵在住
登下校見守り十年
○…犬蔵交差点は交通量が多い。登下校時には約650人の児童が列をなして横断するため、区内の「危険な通学路」の一つとして知られる。犬蔵小学校の地域交通安全員となって約10年。開校日には毎日欠かさず児童の誘導や交通整理、安全指導などに取り組んできた。その取り組みが教材に取り上げられるなど、黄色い横断旗を持った「宮本さん」は地域の有名人だ。
○…東京都出身。高校2年のときに、のど自慢の全国大会で優勝。その後、日本を代表するラテントリオ「トリオ・ロス・チカノス」に師事。24歳でメキシコに渡り、巨匠の下で2年間レッスンに励んだ。「当時の海外留学は一大事。家族総出で祝ってくれた」。結婚を機に歌手は引退。亡き夫の仕事の都合でニューヨークに住んだこともある。いろいろな文化に触れることで、日本人としての自覚が芽生えた。「外国人は『個』を大切にする。自己主張することも大事よ」
○…15年前に娘夫婦と区内へ移住。菅生緑地が憩いの場だという。地域活動の原点は、土橋小のわくわくプラザ。友人の紹介で4年間子どもたちと触れ合ってきた。その後、孫が通う小学校の見守り活動を知り、手を挙げた。信号待ちの間は世間話をしたり、じゃんけんをすることもある。「走らない」「ふざけない」など、注意すべきところは指摘する。「子どもたちは忙しそう。自分からあいさつのできる子が減ってきている」と傾向を分析する。
○…家族6人暮らし。一番下の孫は小6となった。活動はもうすぐ節目を迎えるが、「友人もできたし、何より子どもと触れ合うのが楽しい。社会貢献として元気なうちはできるだけ続けていきたい」と目を輝かせて語った。
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