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公開日:2022.11.18

平地区
「つばめ号」試行開始
地域交通12便、週2日

  • 高山住宅に戻ったつばめ号

 川崎市は平地区でミニバンを使った定時定路線の乗合型コミュニティ交通「つばめ号」の試験運用を11月14日、開始した。平・五所塚コミュニティー交通地域協議会(高見創会長)ほか連携団体とともに利用者数などの需要を探り、今後の計画につなげていく考え。

 つばめ号は月曜と金曜の週2日、午前9時から午後5時までの間に12便を2023年3月まで試験的に走らせる予定。神奈川トヨタ自動車(株)が貸与した7人乗りのミニバンを使用し、東栄タクシーが運行。事前登録した利用者に、二次元コードを乗降時に読み取らせ、横浜国立大学が記録分析する。運賃は無料。

 これに先立ち、10月31日に市営高山住宅集会所で行われた事前登録会には、約300人が来場。運行初日には協議会メンバーが見守り「乗降台を置いた方が良いか」と改善点などを話していた。

 周辺には市バスが運行しているが、山の上の該当エリアは移動手段に乏しく、長年にわたりコミュニティ交通についての議論が交わされてきた。運行区間は【1】高山住宅【2】ラヴィーレ前【3】センチュリータウン上【4】同下【5】郵便局前【6】平橋クリニックガーデン【7】JA・向丘出張所【8】相鉄ローゼン-の8カ所で、平中学校を回って高山住宅に戻る。【1】から【4】の間は任意の場所で降車可。試験運行中は協議会が、各停留所に世話役を常駐させての調査も行うという。

 市担当者は「どんな方が何時にどこで乗降りしているか、数だけでなく実態に沿った需要を探り、計画につなげていきたい」と話した。高見会長は「自立して協議会が活動していけるようにしていかなくては」と課題をあげ、「地域住民が、早く便利な生活を送れるようにしていきたい」と意気込みを語った。

 問い合わせは市まちづくり局交通政策室【電話】044・200・2034、運行については東栄タクシー【電話】044・975・0100。

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