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公開日:2023.09.15

区写真コンテスト
高橋さん「南平橋」が大賞
過去最多156点の頂点に

  • 応募作品を並べて審査する委員

 宮前区まちづくり協議会と宮前区が主催する「第18回宮前区フォトコンテスト」の審査会が9月7日、区役所で行われ、最高賞にあたる審査委員長特別賞に、鷺沼在住の高橋哲也さんの作品「『ふるさと南平橋』と王禅寺道」=下段で紹介=が選ばれた。

 同コンテストは、撮影技術に重きを置くのではなく、「区内の活気ある生活文化を発掘し、紹介する」というユニークな審査基準で実施。18回目となった今回は、過去最高だった昨年を22点上回る156点の応募があった。

 開会に先立ち、永井幸部会長は「区内にある共通資本の価値を再評価する機会となっている」とフォトコンテストの意義を共有。審査員14人は、7月に亡くなった初代審査委員長の小池汪さんを偲んで黙祷した後、テーブルに並べられた作品を見比べながら1次、2次、最終審査を通じて特別賞6点と優秀賞8点、メッセージ賞1点を選んだ。

 力作ぞろいとなった今回、「どれも素晴らしい作品で絞り切れない」と選定に悩む審査員の姿が多く見られた。審査員特別賞には、2020年に開通した犬蔵小学校バス停上の陸橋「ふるさと南平橋」を収めた高橋さんの作品が選ばれた。初受賞となった高橋さんは、昭和初期の道路整備時に分断された地域の歴史的背景などに触れつつ、「写真そのものではなく、橋によって2地区がつながったという物語性が評価されたのではないか」と語った。

 審査委員長の山口勝広さん(日本写真家協会会員)は「雲が流れている様が宮前区の発展をイメージさせる」と評価。「今回は人、生活、地域をテーマにした写真がバランス良く集まった。結果的に写真的な表現が優秀なものが残った」と総括した。

 応募作品は10月13日(金)から18日(水)まで、宮前市民館市民ギャラリーに展示。入賞作品は9月26日(火)から10月25日(水)まで、市営バス(鷲ヶ峰営業所の路線1台)内でも展示される。

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