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宮前区 人物風土記

公開日:2023.12.08

数多くの新品種登録などシクラメン生産に60年以上取り組む
原 行雄さん
菅生在住 82歳

品種改良重ね60年

 ○…赤や白、ピンクの花が鮮やかなシクラメン。運営する農園ではまもなく出荷のピークを迎える。20代から花の生産に携わり60年以上。品種改良を続け、数多くの新品種を生み出してきた。今年9月にも新たに2品種を登録。出願から登録までに10年ほどかかることもあるが「まだまだ新しい品種をつくっていきたいね」と目標を語る。

 ○…地元農家に生まれ、学生の頃から造園や園芸のアルバイトをする中、出会ったのがシクラメン。「都市農業で生きるにはこれだ」と畑を借り生産を始めた。交配を繰り返し、これまでの品種にはなかった八重咲きで、もちの良い「フェアリーバンビ」「フェアリーピコ」などを生み出した。1月に行う交配が重要だといい、「花粉に左右されるので調整が難しい。気を遣う作業」とまなざしは鋭い。それでも「冬の花壇に植えても大丈夫な品種や、いろんな品種を生み出せることが、魅力でもある」とおだやかな笑みを見せる。

 ○…戦後まもない頃に過ごした幼少期、平瀬川に魚やドジョウを取りに行ったことを懐かしむ。向丘中では陸上部に所属し、800mや1500mなどの選手として市大会や、駅伝大会で活躍。今もスポーツ観戦には熱くなる。一日を締めくくるのに晩酌は欠かせない。「夏はビール、冬は酒」と快活に笑う。

 ○…全国シクラメン品評会新品種大賞を11回受賞するなど、これまで受けた表彰状の枚数は数知れず。近年で印象に残るのは、国内の新品種コンテストで、肉厚のピンクの花弁や芳香が特徴の「まほろばの里」が、2014年のフラワー・オブ・ザ・イヤーに輝いたこと。幾重もの研究が実を結び、最高の花を咲かせた。現在も登録申請中の種類があり、精力的に改良を続けていく。

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