県立川崎北高校が創立50周年を迎え、生徒と職員により記念ソングと記念ロゴが作成された。50年の歴史を踏まえ、学校の未来を意識したデザインや歌詞を採用。2月末には記念ソングを使ったダンス動画も公開された。
同校は1974年4月に開校。50周年の節目に合わせて記念式典を行うのではなく、生徒たちの手で記念に残ることをしようと、2年前から取り組みが始まった。
まず行われたのが、記念ソングの作成。全校生徒から歌詞やキーワードを募集し、生徒会メンバーが中心となって選定した。重視したのは、言葉の意味と覚えやすさ。当時生徒会副会長だった芳賀七海さん(3年)は「かなり悩み話し合った」と振り返る。完成した歌詞には「無色のバトン」というフレーズを用いて、これまでのつながりを表現した。
タイトルは「Woo〜未来へ〜」と付けられ、昼の放送などで流すと、生徒の間にも浸透。「体育祭では一緒に歌ってくれた生徒も多くいたのがうれしかった」
記念ソングを使ったダンス動画の振り付けは、50期生のダンス部1年生が担当。佐田久汐遥さん(1年)は「みんなで踊れることを意識した。手拍子や手振りで歌詞の意味を表現した」と語る。
秋に各クラス、部活動でダンス動画を撮影し、映像研究同好会が編集。「最後の『未来へ』で、みんなが上に向かって指をさすシーンがお気に入り」と佐田久さん。
羽ばたく姿を鳥に見立て
記念ロゴのデザインは、高原みつきさん(1年)が手がけた。ロゴづくりに興味があったという高原さんは、卒業後も羽ばたいていく姿を鳥に見立て作成。校章や学年カラーの赤、青、緑を取り入れているが「締め切りギリギリまで配色に悩んだ」という。
生徒投票で高原さんの案に決定。「ユーモアのある人が多いのが川北らしさ。学校を訪れた人にロゴが印象に残ってもらえたら」と話している。
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