神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2025年2月21日 エリアトップへ

小山流師範として津軽三味線の普及に努めている 小山 貢永(みつはる)さん(本名:柳栄子) 南平台在住 56歳

公開:2025年2月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
小山 貢永(みつはる)さん(本名:柳栄子)

第二の人生、津軽三味線と

 ○…全国屈指の津軽三味線の一門で「小山貢永」を襲名した。区内では小学2年生から80代までの幅広い世代に、津軽三味線と民謡の楽しさを伝える教室を開催。弟子たちには折に触れ「邦楽は調和の心が大切。認め合うことで音に深みが出るから。人間関係も同じで、調和によって人と人をつなげることができる」と説き、地域の小学校や高齢者施設などで津軽三味線の魅力を伝える活動を行っている。

 ○…青森県出身だが、津軽三味線とは無縁の生活を送ってきた。中高時代は吹奏楽部でクラリネットに熱中。県のコンクールでは6年間金賞に輝いた。幼児教育の専門学校へ進学するために上京。ファッション業界などの仕事を経て27歳で結婚し、宮前区へやってきた。「自然が豊かで、都心へのアクセスも良く気に入っている」

 ○…「この先自分は何のために生きていくのだろう」。一人息子が大学進学する際、一抹の不安がよぎった。見聞を広めようと舞台やコンサートに足を運ぶ中で「小山流」に魅了された。家元に師事し、師範を得ただけではなく、2020年からは京都芸術大学で日本文化の研究にも取り組む。「さまざまな伝統文化を学ぶことで、対比的に津軽三味線を知ることができる」とうれしそうに学生生活を語る。

 ○…さらに活動の場を広めようと昨年、ボランティア団体を発足。1月31日には、宮前市民館でワークショップを開催し、市民と「さくらさくら」を演奏した。「まずは第一歩。継続していきたい」と先を見据える。5月には「みやまえJAM」への出演も予定している。「津軽三味線を通じて地域の方々とつながり、皆さんと一緒に成長していきたい」。第二の人生を、ますます謳歌するつもりだ。

宮前区版の人物風土記最新6

井梅 均さん

宮前消防団長として地域防災力の向上に努める

井梅 均さん

野川本町在住 74歳

4月25日

江口 政喜さん

第41回全国都市緑化かわさきフェアの植物調達実務統括部長を務めた

江口 政喜さん

千葉県在住 55歳

4月18日

渥美 和幸さん

白菜キムチの販売数でギネス世界記録を達成した「おつけもの慶」を運営する

渥美 和幸さん

川崎区在住 54歳

4月11日

内田 久仁子さん

看護師として地域の外出促進企画に携わる

内田 久仁子さん

平在住 61歳

4月4日

飯田 遼さん

プロバスケットボール、Bリーグ1部の川崎ブレイブサンダースに所属する。

飯田 遼さん

川崎市在住 29歳

3月28日

奥 麻衣子さん

川崎市PTA連絡協議会広報コンクールで「ダブル受賞」した

奥 麻衣子さん

有馬在住 47歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook