鷺沼小学校のPTA会長に就任した 米山 奈美さん 有馬在住 47歳
PTA改革にまい進
○…「誰かが代表して行うものではなく、子どもたちのために『できる人が、できることを、できるときに』が基本。やらされているという間違ったイメージを払拭したかった」。会長就任にあたり、PTAの完全な任意加入を決断した。結果、会員数は6割に減ったが、「想定内」と意に介さない。「ここからどうやって仲間を増やすか、楽しさや必要性を発信していくかが使命」。会員増強策として打ち出したのが、人気イベントへの招待だ。あす開催のサイエンスショーは会員限定で保護者も参加でき、新規会員が増えた。
○…京都出身。親戚が営む商店街の理美容店では、近所の人たちと会話するのが日常だった。「物怖じしない性格はここで培われた」。同志社女子中高では聖歌隊に所属する一方、ハードロックのボーカルとしても活動。「英語で歌詞が書ける歌手になりたい」と大学を休学して英国へ。毎晩パブで歌う生活を続け、約3カ月で目標を遂げた。帰国後は大阪や東京で飲食業に従事。渡仏し、ソムリエ見習いとして修業したこともある。
○…緑と公園を求めて宮前区へ。第1子を出産後に孤独な育児に苦しんだ経験から、マンションの子育て世帯に、LINEを使った「井戸端会議」を呼びかけた。これが地域活動に目覚めた原点。2017年からPTA役員、昨年度は本部役員の副会長を担った。
○…自称「おせっかいおばさん」。2022年には人脈を生かし、飲食店などをプロモーションする会社を起業した。「やれるものは全部やろう」と、子どもたちが通う中学、高校でもPTAに携わるため、「本業が手につかない」と笑う。その明るさと行動力で仲間たちをけん引、社会問題化するPTAの改革に挑んでいく。
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7月11日
7月4日