宮前区 トップニュース教育
公開日:2025.12.05
宮前平小親父の会
20年の節目を祝う
「子どもの笑顔」モットーに
宮前平小学校(後藤香織校長)の親父の会「MEN,S CLUB」は結成20周年を迎え11月29日、記念祝賀会をホテル梶ヶ谷プラザで開催した。小学校や町内会の関係者らを来賓に迎え、OB、現役メンバーら44人が出席し、節目を祝った。
同会は2005年に発足。発起人である金澤茂さんは、当時、知的障害を持つ長男が小学校の普通教室に通えるよう、学校へ相談に行くことが多く、その中で学校側の協力に深く感謝していたという。「自分に何かできることは何か」と考える中で親父の会を思い立った。PTAの会長を務めていた04年の秋ごろから、当時の校長や近隣小学校の親父の会にアドバイスを求めながら準備を進め、父親たち一人ひとりに入会の声をかけて回った。翌年5月の運動会での支援を皮切りに、今に続く活動がスタートした。
その後、活動は地域へと広がり、花の台町内会の夏祭りや、宮崎台のふる里さくら祭りでの出店など、学校行事の支援の他に、地域貢献活動にも積極的に力を入れている。
祝賀会では、冒頭で発起人の金澤さんがあいさつに立ち、発足当時に花の台町内会の盆踊り大会に初めて模擬店を出展する際、一番良い場所を譲ってくれたことなどのエピソードを披露。そうした地域の協力を「現在のメンバーにも忘れないでいてほしい」と呼びかけた。
また、20周年を機に、親父の会の活動を内外に広める役割を持つ「アンバサダー」という新たな役職が提案され、会場を盛り上げた。後日、同会の総会で検討されることで決まった。
最後には、参加したメンバー一人ひとりがスピーチに立ち、入会のきっかけ、過去の印象深い出来事、そして感謝の気持ちを発表した。会場は笑いと感動に包まれ、発表者に大きな拍手が送られた。
閉会のあいさつに立った長津雄一郎会長は、「現在のメンバーは、上は60代、下は30代と幅広い年齢だが、これが20年の歴史を物語っていると感じる。これからの活動を考えたときに、初代会長の金澤さんが掲げてくださった『子どもの笑顔のため』という言葉をモットーにし、引き続き地域に貢献していきたい」と抱負を語った。
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