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宮前区 社会

公開日:2026.07.31

多職種で支える口腔育成 区内矯正歯科で新たな取組

  • 多職種で支える口腔育成 (写真1)

 従来の「歯並びを整える」という矯正歯科治療の枠を超え、多職種が連携して子どもの発達を支える新たな取り組みが始まった。

 宮崎台やすい矯正歯科クリニック(安井正紀院長)で7月5日、多職種連携プロジェクトのお披露目会が開かれ、関係者ら約30人が参加した=写真。

 安井院長は長年の診療経験を通じ、将来的な口腔機能の低下を防ぐには、歯が生える前の赤ちゃんからの「口腔育成」が必要不可欠だと実感。さまざまな専門職がチーム一丸となり、地域の子どもたちの健やかな体と歯を支えるプロジェクトを立ち上げた。

 当日はプロジェクトに加わる小児歯科医や歯科衛生士、理学療法士、助産師らが登壇。小児歯科医は「子どもの小さな口のトラブル放置が将来的な全身の不調(メタボリックドミノ)につながる危険性」を指摘し、歯科衛生士は口呼吸や姿勢にも悪影響を及ぼす「口腔機能発達不全症」について解説。さらに理学療法士は歯並びと身体機能の関係、助産師は「妊娠中の身体の歪みが子どもの姿勢の歪みにつながる」といった視点を提示。それぞれの専門的な役割を通じて、子どもの健康を守るプロジェクトへの意気込みを語った。

 安井院長は「『口は生きる力の入り口、心の出口』という言葉がある。歯科治療は単に歯を治すことにとどまらない。多職種で手を取り合い、子どもたちの健やかな成長を支えて地域に貢献していきたい」と語った。

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