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宮前区 社会

公開日:2026.09.04

飲食店経営小川さん 鷺沼駅前に憩いの場所を 街の変化に応え、カフェ開業

  • カフェの営業を始めた店内を紹介する小川さん

    カフェの営業を始めた店内を紹介する小川さん

 「気軽に憩える居心地の良い場所にしたい」――。鷺沼駅近くの春待坂でダイニングバー「Gravity」を営む小川宏子さん(55)=人物風土記で紹介=が、普段は営業していない昼の時間を活用し、8月3日にカフェをオープンした。

 同駅周辺では再開発が進み、駅近くで「ひと息つける場所」が相次いで姿を消している。商業施設「フレルさぎ沼」の閉店をはじめ、今年3月頃からは長年親しまれてきた「ドトール」や「ケンタッキー」、「SUBURB」といった、住民や駅利用者が休憩や待ち合わせに使っていた店舗が相次ぎ閉店・工事に入ったためだ。

 そうした中、小川さんは来店客から「駅前にゆっくり過ごす場所がない」「暑いのに待ち合わせが大変」という困りごとを耳にし決意。来年4月には、昭和医科大学鷺沼キャンパスが開校を控えることもあり、「地域のみなさんはもちろん、学生たちが集える場所もあればと思った。少しでも街の役に立てれば」と思いを寄せる。

 カフェでは厳選した豆で淹れるコーヒーを提供。店舗での調理が難しいため、地元の障害者作業所「はたけベーカリー」からパンを仕入れて販売もしている。

 目下、運営費の確保が課題だが、ビジネスパーソンや学生のニーズを取り込もうと、コワーキングスペースとしての活用を考案。時間制や1日利用といった料金プランを工夫するなど試行錯誤を続けている。

 営業は平日の月・木・金曜日、午前11時から午後4時まで。

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