志高く真摯に市政へ 市政リポート【18】 平成29年度予算審議がスタート 川崎市議会議員 さいとう伸志(しんじ)
来週2月13日より、平成29年第1回川崎市議会定例会が3月17日までの33日間にわたり開催されます。
今回の議会は平成29年度予算を審議するものであります。
予算7千億円を突破
先の報道発表にもありましたように、平成29年度予算案は、過去最大であった前年度の平成28年度予算よりも約700億円増の7088億円と7千億円を突破し、特別会計と企業会計を合わせた総額が1兆4444億3239万円となり、地方の県を上回るほどの額であります。
これまでも市長が進めてまいりました待機児童対策、地域包括ケアシステムの構築、小児医療費助成事業の対象年齢の拡大、中学校全校完全給食実施に向けた給食センターの運営開始等での歳出増に加え、29年度は、県費負担教職員の市費移管やスポーツ・文化総合センターの取得に掛かる費用が昨年度より上乗せされております。
行財政改革に懸念も
また、市税収入は3072億円と前年度に比べて57億円増のプラス1・9%となりましたが、3年連続で過去最大規模の予算編成が行われた中で、具体的な行財政改革が見えてこない現状に懸念の声も出てきております。
そして、この予算案の中で、私が最も力を入れております「地域経済の発展」に充てられる予算は、前年度320億円余から29年度は273億円余とマイナス14・7%下げられる見通しになっております。充実化すべき分野の予算が少なくなる中ではありますが、しっかりと市内中小企業の強化と市内経済が上向きになっていくよう取り組んでまいります。
皆様から徴収させていただいた税金で編成する予算が「住みよい街、川崎市」に反映されるように議会の中でしっかりと議論してまいります。
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4月19日