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高津区 コラム

公開日:2017.09.15

連載第一〇一二回
高津物語
「逢えてよかったね ―小原孝と逢える街―」

 小原孝作詞曲



「逢えて良かったね



少しだけ遠回りしたけれど



   今はこうして



逢えて良かったね 私達



   傷ついて泣いた日も



今はなつかしい



  いつ迄も いつの日も



こんな風に寄り添い



  いつ迄も いつ迄も



歌い 続けたい」







 「逢えて良かったね」は、小原孝さん御自身が作詞、作曲をなさった美しい曲です。



 小原孝さんの番組、NHK・FM「弾き語りフォーユー」で、小原さんが何回も歌っているのを聞いていて、何て優しく、思いやりのある曲なのだろう、と思っていました。



 原譜は初めに「優しい気持ちで」始まり、最後はゆったりと…



 「歌い続けたい」



     で終わります。



 途中、



 「さりげなく



    過ぎて行く



  時間さえ



    今はいとしい



  逢えて良かったね



    振り向けば



  思い出が微笑んで



   そっと手を振った」







 何ともロマンチックな涙が込み上げてくるフレーズが並んでいます。



 そして、胸に熱いものが流れます。



 とにかく、素晴らしい曲なのです。



 朝五時からNHK・FM「弾き語りフォーユー」で聞いて、気に入り、いつもハミングしていました。







 ある時、高津区役所に行く用事がありました。



 片町交差点に差し掛かり、信号待ちをしていると、正面に区役所で用事を済ませた様子の小原孝さんが、たった一人で立っておられるではないですか。



 吃驚(きっきょう)して、「逢えて良かったね」、本当にそう思いました。



 こんな事あるんだって思いました。



 咄嗟に派手に、ハイタッチでもやらかすかとも思いましたが「八〇爺」のやることかと自粛し、儀礼的な挨拶で別れました。

 

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