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乳幼児のロタ胃腸炎にご用心 取材協力/宮川クリニック
冬に流行する子どもの感染性胃腸炎ではロタウイルスに注意したい。症状が悪化しやすいのは生後6カ月から2歳までの乳幼児とのこと。その治療や予防について宮川クリニックの久保田医師に話を聞いた。
このウイルスは感染力が強く、ウイルスに汚染された食べ物を口にしたり、おもちゃを口にしたりするだけでも感染する。そのため幼稚園や保育園でも例年、集団感染が起こっている。
主な症状は「激しい下痢と嘔吐」で、下痢は白色で、卵が腐ったような臭いのあることが特徴。1週間程度続くことがあり、乳幼児では脱水症状を起こしたり、痙攣や脳症などの合併症が起こることもあるので注意が必要だ。活気がない、目がくぼんでいる、口が乾燥しているなどは脱水症状なので要注意。
治療と予防は?
ウイルスに対する有効な薬がないため、下痢や嘔吐、脱水に対して治療を行うことになる。
子どもに水分摂取させる時にはミネラルバランスを保つため、経口補水液(イオン水)を少量ずつ(ペットボトルのキャップ1杯程度)、5〜10分間隔でこまめにあげることがポイント。
「予防としては、まずしっかりワクチンの接種を。乳幼児ではロタワクチンが有用で、重症化するのを予防できます。ただし生後14週6日までに初回接種が必要なため注意して下さい。おむつの適切な処理や、手洗いも徹底して下さい」
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4月19日