連第一〇五五回「猛暑に思う」 高津物語
「高津物語」のおかげで『ラジオ深夜便』に出演させていただき、続いて同名雑誌七月号に一文を書かせていただいた。
結果、全国から高津を懐かしむ人々からの便りがNHKに届いていると聞いた。
昨日拝見した人の手紙には、昔、北見方方面の会社に勤務し、二子新地駅で降り、梨の花の香りをかぎながら往復の道を楽しんでいたとあった。今も梨の花の香りを思い出し、懐かしさに浸っているとのことだった。
すっかり変貌した町の姿を怖くて話せないが、梨畑だったところには住宅が立ち並び、昔の面影はない。自然を思いきり破壊して、人のわがままを最優先してきたツケが今夏の暑さにつながっている気がする。
テレビで見る南極の氷の溶解が、地球の破滅に繋がらなければよいが…等と考える今日この頃だ。
日本人男性の平均寿命は八一歳と数カ月と耳にした。私は今まさに八一歳だから関心があるのが当然というものだ。
昨日は「染物の日本史と二ヶ領用水の染物」という講演を行ってきた。暑さの中、私の拙い講演に足を運んで下さった方々と主催者に感謝感激で、一生忘れがたい講演になると思う。
秋には二ヶ領用水を歩くという。私も体を鍛えて参加するつもりだが、これほど暑い夏を過ごすと冬は今まで以上の寒さが予想される。とすれば、暑さは何とか耐えられるが、寒さは耐えられない私である。酷暑をしのぎながら、私はもう今年の冬を心配している。
地域の歴史と現代の風景、風土の探索を続ける団体を支援して、郷土の歴史と文化の研究を深めたいと改めて決意した。
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